掃き溜めに酒

書いてみる、書きたいと思ったことを

フクノカダカラナノカ 日本酒末廣のこと

「福乃香」は酒質が優れる品種の開発を目指し、平成16年(2004)に「山田錦」の血を引く「静系酒88号(のちの誉富士)」を母、酒質が優れる「山形酒86号(のちの出羽の里)」を父として交配し、生産者や蔵元にも協力いただきながら酒質等の確認を繰り返し、15年もの月日をかけて完成した品種です。

 

出典:福島県水田畑作課HP

 

福乃香

末廣酒造

山田錦を超えるというのが、新品種を作る上の一つのテーマなのであろう。

 

味の印象としては、確かに味の華やかさ、広がりが優れているように感じる。その分うまくコントロールしてやらないとまとまらなくなりそうなイメージ。

音にコンプレッサーをかけるように、広がりすぎないような調整が必要な印象を持っている。そういった意味では、硬質な水感のある会津・南会津の酒蔵に合いそうなイメージがある。

 

個人的に好きだった末廣、好きなまとまり感。