育ってきた環境によってセロリが好きだったりする。日本酒も同じですね。会津という土地に生まれて、子供の頃から家には一升瓶が置いてありました。榮川か末廣だったのだろうと思います。それを親父が旨そうに飲む。それが地方の家族の風景でありました。そんな環境で育ちましたので日本酒リテラシーが人より高かったのだろうと思います。大学進学で東京に出た頃、飲み会で先輩が飲んでいる日本酒は、チェーン店オリジナルの、言うなれば得体の知れない飲み物でした。そんな日本酒は極力避けた学生時代。帰省した暁には会津の日本酒を買っていき、ゼミの教授に献上していました。今の私があるのもそんな行いのためかもしれません。
日本酒との最初の出会い、これが悪かった人はなかなかその関係性を修復するのは難しいのだろうと思います。悪酔いした、二度と飲みたくない。そういう気持ちになることもあるでしょう。でも、私みたいに何度潰れても、その魅力から離れられないような人間もいるのです。最近は潰れるようなことはないですが。このブログを読んで少しでも日本酒に興味を持った方がいたら、是非飲んでみてください。
近年は日本酒飲まない人が多いので、日本酒好きと認知されると自然と日本酒が集まってきますよ。
