掃き溜めに酒

書いてみる、書きたいと思ったことを

米米

新米が美味しい

最近吞んだ山の井のブレンド酒「夢の香・蔵の華・福乃香・山田錦・雄町」最初は華やかな味だった。しばらくたって吞んだら個性のない味になっていた。興味深い。

 

とっていたはずの画像は間違って消してしまった。

 

この季節、日本人は米を美味しいと感じる。新米を美味しいと感じる。

 

だから日本酒の米の違いも感じられる、はず。

 

冒頭の酒も、一つの米では出せない味だったのだろうけど長くは続かなかった。

天の川という名前の通り、ひととき広がり消えていく、そんな酒だった。

 

 

100

 

 

 

 

 

 

 

このブログについて

酒はのんでもなんとやら

ブログというものは数年前から使用しているのだけれど、いかんせん続かない。
何を書けばよいのか、どういう文体で書けば読んでもらえるかとか。続く理由より、続かない理由が多いから続かない。そう考えると当たり前だ。

 

そんなわけでテーマを絞ったりしてここ最近また、ブログを書いてみている。

 

自分が何が好きかと言われたら、20代の頃は音楽が好きだったように思う。バンド活動などもしていたし、今よりも「飢えてる」感じがあった。あるいは「本」もそうだ。ただ貪欲に「むしゃくしゃしてやった、だれでもよかった」通り魔的な感覚で目につく本を片っ端から読んでいた時期があった。今はその感情はない。

 

元来、自分の好きなものがよくわからなかった。だからこそ音楽や本に対して、そうであったように見境なく貪るようなことをしていたのだろうと思う。そういう体験を経て少しづつ自分の好きを見つけられた気はする。

 

自分の好きなものは何かと聞かれたら、今は酒と答えたい気分なのだ。それは特別なものでもなく当たり前に筆者の日常にいて、酒と向き合う時いろいろと考えたりしている訳である。他愛もないことだがそれを書いていけば、筆者のオリジナルなブログになるんではないかと思っているのである。

 

ブログ名は迷ったが「文化的な酒好き」にした。これは座右の銘というか筆者なりの酒への向き合い方を言葉にしたものだ。

 

お付き合いいただければありがたい。

 

 

 

 

 

情報 日本酒千駒のこと

せんこま

会津は盆地で、冬に大雪が降れば陸の孤島になる。そんな環境なので情報を得ることが大事なはずなのに、会津人というのはどうにも情報を扱うのが下手だ。下手にも関わらず情報に対する憧れ(あるいはコンプレックスといってもいい気がするが)は強い。それは歴史的な要因があってのことだろうと思う。

 

酒に関しても、蔵が多ければ、それだけ身近に競争相手がいるわけでその中だけで競っていれば必然、その地域だけで人気の酒になる。それは悪いことではないのだけれど、一カ所に留まればいずれ衰退するのはどの産業も宿命だと思う。そんな理由で日本全国の酒を飲むようにしている。

 

千駒は同じ福島県は白川の酒、すっきりとした中にうまみがあり、「あら美味しい」思わず口に出たそんな酒。

 

 

 

 

 

 

 

贔屓 日本酒豊國のこと

四季の酒

 一年のはじめに贔屓の蔵を決める。

 

なるべく年間を通してその酒蔵の商品を買う。一年通してみるとたくさんの商品が販売されることを知る。酒販店限定の銘柄などもあるし、一つの蔵のすべての商品を味わうということは不可能なのだけど、それでも一年通して追うと特徴が見えてくる。これも日本酒の楽しみかたの一つだろう。

 

各酒蔵、代替わりを迎えているところが多く40~50代の蔵元が活躍してきている。従来行っていなかった、仕込み法を取り入れるなど試行錯誤が見て取れる。酒造りはもちろん、SNSでのマーケティングなど以前よりも活発になってきている。

 

で今年、というかここ数年贔屓にしてるのが豊國。会津坂下町の酒蔵である。

廣木、曙、豊國だ。

 

飛露喜、天明、豊國といえば伝わるかもしれない。ハイレベルな環境の中でめきめき頭角を表してるそんな印象を持つ蔵。会津坂下という地域は、近年評価の高い蔵ばかりだけど、それは身近に廣木という巨匠が存在しているからなのだろう。引き続き注目していきたい。