言っていい言葉と、言っていけない言葉が存在する。 初めて人に「死ね」と言ったときのことを覚えている。 言葉を発した自分はマズいことをしたと思った。 言葉を向けられた相手はショックを受けた顔をした。 言葉は凶器になり得る。 SNS、パワハラ、いじめ …
久しぶりに本を読んだ。 ここ数年は家庭の事情や、コロナの影響など、どうにも本を読むということに対しての集中力が欠く状態が続いていた。そんな状態であったので久しぶりに本を読んだ感覚を味わえて少し晴れやかだ。 本を読むことに飢えていた大学生時代…
飛露喜 正月ということもあり、飛露喜を開けた。 大吟醸というとフルーティさだけが際立つのも少なくないが、しっかりとした旨味もあり、まぁ美味かった。一升瓶として異例のペースで空になってしまった。 全国的な知名度のある銘柄なので現状をお伝えしてお…
村上春樹とラーメン二郎 定期的に欲しくなるけど、摂取したあと後悔するあたり似てるよねって話。 ラーメン二郎はしょっぱすぎて、春樹は激甘のミルクティー。 大学の時分、村上春樹に批判的な先生がいた。 「あんなの、只のエロ小説だから!!!」 アカデミ…
ブログを書いている。 好きなことに特化して(お酒ね)書いているわけだが、何事も続けることは難しい。 迷走している。迷走している自分が好きなのはリリー・フランキー。 ああいう軽妙なコラムを自分の言葉で綴りたい。そうそう、そうだった。 自分の思っ…
辰泉 「京の華」は山形県鶴岡市の育種家、工藤吉郎兵衛さんによって大正末期から昭和初期にかけて育成された。 庄内の不朽の酒米「亀の尾」の血を引く「酒の華」と、現在日本一と言われている兵庫の酒米「山田錦」の親に当たる「新山田穂」を交配した品種で…
・最古の酒米「伊勢錦」1849年に在来種から選抜1991年に復活 ・短稈渡船+山田穂→山田錦(兵庫県) ・雄町=渡船が定説化しているが立証はされていない。 ・中支旭+雄町→菊水 ・早稲神力+亀の尾4号→奥羽2号 ・奥羽2号+万石→新200号 ・新200号+菊水→五百万石(…
近くて遠い新潟 福島県は東西に長い。 会津は雪国、いわきは雪など無縁の地だ。フラガールに雪は似合わない。 気候でいえば会津は新潟県に近く、冬の厳しい寒さは共に日本酒造りの一端を担っているといえる。 佐渡の酒を吞んだ。 酒米は越淡麗(こしたんれい…
新米が美味しい 最近吞んだ山の井のブレンド酒「夢の香・蔵の華・福乃香・山田錦・雄町」最初は華やかな味だった。しばらくたって吞んだら個性のない味になっていた。興味深い。 とっていたはずの画像は間違って消してしまった。 この季節、日本人は米を美味…
酒はのんでもなんとやら ブログというものは数年前から使用しているのだけれど、いかんせん続かない。何を書けばよいのか、どういう文体で書けば読んでもらえるかとか。続く理由より、続かない理由が多いから続かない。そう考えると当たり前だ。 そんなわけ…
せんこま 会津は盆地で、冬に大雪が降れば陸の孤島になる。そんな環境なので情報を得ることが大事なはずなのに、会津人というのはどうにも情報を扱うのが下手だ。下手にも関わらず情報に対する憧れ(あるいはコンプレックスといってもいい気がするが)は強い…
四季の酒 一年のはじめに贔屓の蔵を決める。 なるべく年間を通してその酒蔵の商品を買う。一年通してみるとたくさんの商品が販売されることを知る。酒販店限定の銘柄などもあるし、一つの蔵のすべての商品を味わうということは不可能なのだけど、それでも一…
お酒をいれたいですね 日本全国でお酒を造っているように、その土地その土地の焼き物もありますね。 お酒を飲むためには「うつわ」が必要ですものね。 そんな理由で焼き物も好きです。その土地でできる米のように、その土地の土が重要ですからね。興味深いで…
ネオンみたいな 夜に駆けるという楽曲がヒットしたが、夜はアルコールが入っているので駆けない方がいいと思います。それ以外の夜遊びは、まぁ否定しません。 夜に駆けませんが、夜の町を歩くのは好きです。会津は夜の飲食店が多いので余計におもしろい。気…
ビールも好きだわよ 日本酒のことを書いてばかりいるが、ビールも好き。最近はクラフトビールがたくさんあって、飲み比べがるのが楽しい。 何よりデザインが面白い。日本の場合は大手企業ということもあり、奇をてらったようなデザインはしないのだろうけど…
マイルドだろう? 秋から冬は日本酒の季節です。 会津の酒屋には、ひやおろしのお酒が並び始めました。 搾りたてのフレッシュなお酒を貯蔵・熟成して秋に出荷されるものです。 味としては、よく角がとれたとか、丸みを帯びたとか表現されます。 ワイルドなパ…
お酒が集まってくるタイプの人間 育ってきた環境によってセロリが好きだったりする。日本酒も同じですね。会津という土地に生まれて、子供の頃から家には一升瓶が置いてありました。榮川か末廣だったのだろうと思います。それを親父が旨そうに飲む。それが地…
ヤマトヤゼンナイと読む 峰の雪酒造は喜多方の酒蔵。近年はハツユキソウシリーズなど意欲的な酒造りをしていますね。そんな蔵の福乃香です。 以前のブログで福乃香が会津・南会津の酒蔵に向いているのではと書きました。これは喜多方のお酒がすっきりクリア…
喜多方で好きなのは笹正宗 好きなものを知るには、好きじゃないものも知らなければならない。これは普遍的な事実と言ってよいだろう。裏があるから表がある。 日本酒は好きだが、はてさて一体自分の基準になるような酒はどれであろうか。そんなことを考えな…
「福乃香」は酒質が優れる品種の開発を目指し、平成16年(2004)に「山田錦」の血を引く「静系酒88号(のちの誉富士)」を母、酒質が優れる「山形酒86号(のちの出羽の里)」を父として交配し、生産者や蔵元にも協力いただきながら酒質等の確認を繰り返…
豊國酒造 日本酒が好きです。 最近、注目しているのが福乃香という酒米です。 福島県が新たに開発した酒米です、新しい酒米に対しては各酒蔵ともに、当然使用した経験がないため手探りでの酒造りになります。そのため各蔵の個性が反映されやすい気がします。…
箱の上 頃合いではあるということ。 戦争の記憶が続くのは一世代くらいだと何かで読んだ。 時が経てば、戦争は身近なものになる。 毎年、一回この暑い時期に戦争が話題になる。 全く考える機会がないよりはいいのかもしれないが、それだけ戦争の記憶が日本人…
豊久仁純米責め生原酒 「会津地方の日本酒」と括った時に、会津坂下、喜多方も含まれていることが多い。 車で30分程という位置関係を考えるとそのようになるのも無理はない。 しかし、酒の味の傾向として考えると、そこにははっきりと違いを感じる。 【日本…
これは、楽器にまつわる忘れたくない話。 忘れることは、きっとないとは思うのだけど書く。 書きたいと思ったからしょうがない、まぁ番外編という感じで読んで下さい。 赤サドウスキーに出会うまでには、多くの楽器屋を巡る必要があった。 仮に、最初の店で…
會州一純米吟醸生原酒 会津藩祖・保科正之は徳川2代将軍秀忠の子。 1643年(寛永20年)正之は出羽山形藩から陸奥会津藩へ移封される。 山形から引き連れてきたお供の中にいたのが「山口儀兵衛」 現在、「會州一」を醸している山口合名会社の初代である。 201…
まちあわせ 今年の桜は早いのだろうか。 川沿いを桜が埋め尽くす人気のスポット。 多くの人々が桜を楽しみながら歩く。 折り畳み椅子に座った、一人の老人。 キョロキョロと道往く人を眺めて、誰かを待っているようだ。 春の優しい日差しが老人を微睡へと誘…
沖縄の焼物 焼物が好きだ。 食べ物を入れる為のうつわ。 食べ物が無ければ人間はその命を維持することができない。 ならば、うつわは命の入れ物といってもいいだろう。 だからこそ、日々のうつわたちにはこだわりたい、そう思っている。 その土と、その火。…
ダンベル 筋肉への憧れ。 それは映画のヒーローだったり。漫画のキャラクターだったり。 これは男女問わずある感情なんだろうと思う。 だからこそ人々はダンベルを買う。 一家に一組。 今はただの重りとしての存在になってるかもしれない。 それはいつかの憧…
コンパクトデジタルカメラ 修学旅行に持っていったインスタントカメラはいつも1日目で使いきってしまった。 写真を撮るという行為が好きなのだと思う。 景色の切り取り。 一瞬の記録。 子供の頃は闇雲に撮っていた。 見るものすべてが新鮮だったからかもしれ…
日本の色世界の色 子供の頃、古い白黒の写真を見て「昔は色がなかったんだ」と思った。 もちろんそれは間違いなのだけれど、その時は本気でそう思ったんだ。 今、君はその画面を見ている。 少しだけ視線をずらせば、きっとたくさんの色が見えるよね。 君が見…